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●2012年3月某日/グランフロント建設現場を歩く。3月編

  • 2012/05/25 21:12
  • Category: 大阪
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前回、旧梅田北ヤードを歩いたのは2011年大晦日。LINK→ LINK→
当日は冬型の気圧配置となったものの上空は雲が多く、澄み切った薄暮を背景にした
グランフロント建設現場を見ることができなかった自分に訪れた最後のチャンス。
今年最後となるであろう強い寒気が西日本に流れ込みこの時期としては珍しく冬型になったのだ。
こんな冷え込む日は間違いなく凛とした冬の薄暮を拝めるはず。
グランフロントAブロックはすでに最上段へ達しており
タワークレーンが外されるのも時間の問題。完成後よりも無骨な建設現場を見たい。
というわけで再び梅田行き阪急電車に乗り込んだ。


※本記事は訪問時のものです。現在の状況は異なっている可能性もあります。

阪急電車に乗り込み大阪梅田へ。前回は中津駅から梅田まで歩いたが今回は逆に梅田まで出た後、再開発地区を中津まで歩くことにする。
暖房がよく効いたヨドバシカメラ梅田店で時間を潰し日が沈むのを待つ。ちらりと外に出るとビル街は夕日に照らされオレンジ色に染まっていた。薄暮までには間があるのでさらに店内で待ち続け、地上へ出た頃には予定通り紫がかった空へと変化しつつある時間帯となっていた。

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広大な旧北ヤード越しに東側を振り返ると三ヶ月ぶりのグランフロント建設現場の外装工事はA・Bブロックとも予想より早く進みわずかに上部にのみ未完部分を残すだけ。
冬空とタワークレーン。高層ビルは建設中の姿が最も好きだ。手前の広大な空き地は梅田貨物駅、二期と呼ばれる再開発を待つ区画。いずれ再開発されれば現在のような抜けた光景も見られなくなってしまう。

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周囲が闇に包まれる中、カメラのISO(感度)を徐々にあげ手持ちで撮っていく。これがかつてのフィルム一眼レフだったらこのように気軽に夜景を撮るわけにはいかなかった。
フィルムごとに感度が違う当時のカメラでは増感するか、フィルムを使い切るか、途中で巻き上げ高感度フィルムに入れ替えるという今思えば恐ろしく手間と金がかかることをしていたのだ。とはいえ当時はそれが当たり前だったから、とりたて不思議に思うこともなく黙々とこなしていた。

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未来から過去を振り返えるとあれこれ足らない物に気が付いていくが意外にその時代の人間は特に不満を感じず生活しているものである。「節電」を実行することが、あれだけ困難に陥っているのを見ても、一度慣れてしまった便利な生活を自らの意志で意図的に退化させることの難しさがわかるというもの。

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グランフロント大阪1203osakaumeda008.jpg

三月とは思えない凍えるような寒さ。だからこそこのような澄み切った夕景が現れる。
線路沿いに北へと歩き中津駅付近までやってきた。古びた旧市街を威圧するようにそびえる巨大な新市街グランフロント。いかにも近未来を描いたSF映画にありがちな光景。旧市街も再開発がわずかながら進み訪れるたび古びた民家が消滅して行く。写真手前に一年程前まで存在していた古びた平屋も駐車場へと変化していた。

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やがてゴールの中津駅が近づいてくる。次回訪れる際にはビル屋上のクレーンは全て取り外されていることだろう。過去数度に渡り建設中の姿を見に行った東京スカイツリーへの興味が完成と共に薄れていったように、グランフロント大阪も完成後には興味の対象から外れていくのだろうか・・・

[了]



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