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●2012年5月某日/GW四国南部徘徊.01

  • 2012/08/28 22:20
  • Category:
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GWは西を目指し、夏は北を目指すのがここ数年の恒例行事。
夏は涼しい北の方が車中泊しやすいだろうという安直な理由からなのだが
法則に沿って今年のGWも西を目指すことになった。
しかしこの先一週間、西日本は完全に雨予報。週間天気でここまで雨マークが並ぶのも珍しい。
ここは晴れ男力で変えてみせると意気込み出発してみたものの深夜0時、淡路島で体力の限界、
淡路SAをスルーし次の緑PAという小さめのパーキングまで走り車中泊。
深夜も光輝きトラックの出入りが激しいサービスエリアよりも
静かな小ぶりのパーキングの方が車中泊には適している。


photo:Canon eos7d 15-85mm


GW一日目。兵庫県淡路島。
車の屋根を叩き付ける激しい雨音。午前六時、一旦は目覚めたものの悪天候のため出発する気も起こらず、フラットに倒した後部座席でシュラフに潜り込んだままうだうだしているうちに再び二度寝。

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天気予報通りひたすら雨が続く。本州では豪雨となっている場所もあるようだ。
しかし天気図を見れば四国南端の天候は夕方からは回復すると判断、南端の黒潮町でサーフキャンプをしている友人達に合流すべく鳴門大橋を渡り四国へ上陸、悪名高い439号を延々と南下していく。


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深い山々を走り続け午後三時、ようやく太平洋が見えた。やはり四国は疲れる。





高知県黒潮町。なじみのない地名だと思っていたら最近合併によって新たに作られた町名らしい。
海沿いに建つビオスおおがたという道の駅に車をとめ波の様子を偵察。駐車場を多数のニワトリの群れが徘徊する変わったな道の駅。海沿いに停められたサーファーの車の中からは猫がじっとニワトリを狙っている。

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キャンプへ合流する予定だったものの、昼間周辺を襲った豪雨によって近所の友人宅へ一旦避難しているとのこと。



明日朝合流ということで今夜はこの場所で車中泊をすることに決めた。そんなわけでしばらく黒潮町の海辺を徘徊、さらに隣町の四万十市まで足を伸ばし温泉で体を休める。四万十市街地の大型スーパーで半額シールが貼られた今夜の弁当を買い込むうちに夜となった。

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では今夜も車中泊の準備。
かつて車中泊をしながら数ヶ月を掛け日本一周を果たした自分にはある鉄則がある。
それは駐車場のど真ん中での車中泊は避けるということ。道の駅やSAに広大な空きスペースがあれば、中心に車を停めのびのびと車中泊したくなる気持ちはよくわかる。

しかし空いていると言ってもあくまで現時点での話。ようやく眠りについた頃、周囲に続々と車がやってくるなんてよくある。出入りする車のエンジン音や話し声で目が覚めても文句は言えない。

それを防ぐためは他に車中泊している車を探し、その真横に車を横付けするのだ。寝入っている車は朝まで動くことはない。寝静まった他府県ナンバーやキャンピングカーが間隔を空け並んでいるのがベスト。その隙間に車を停め、両隣に迷惑を掛けないよう静かに準備し眠りにつく。



今回もうまい具合に既に熟睡しているらしいキャンピングカーと、朝から波を狙うサーファーらしき車の隙間を見つけ忍び寄り静かに車を停める。両隣とも寝入っているだけあってとても静か。安心感からあっという間に眠りに落ちる。

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深夜、尿意を感じ外に出ると空いていた大型駐車場方面はやはり出入りが激しく、トラック等のエンジン音、あるいは話し声が響いてくる。
時刻は二時過ぎ。空を見上げればいつの間にか厚い雲が切れ始めていた。

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こうして黒潮町の夜が更けていく、と思ったら深夜の駐車場に響く例のニワトリの雄叫び。
これはさすがに計算外。
この場所は離れているためまだ良いものの、近くで寝ている車は災難だろうなと思っていると今度はニワトリの断末魔の悲鳴が道の駅に鳴り響いた。近くで車中泊していたサーファーあたりが鳴き声のうるささに業を煮やしニワトリの首を締めにいったのではなかろうか。

[続く]
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