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●2014年1月・2月某日/冬空の廃校

  • 2014/03/22 23:09
  • Category: 廃校
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三重県にあるという廃校に立ち寄った。
昨年近隣を通過したついでに寄るつもりだったものの時間がなく今回の訪問となった。
田園にぽつんとある鎮守の森のような茂みの中にその廃校はあった。


photo:Canon eos7d 15-85mm


[隠れ家的廃校]

目的の廃校は周囲を木々に囲まれた立地に残されている。現地付近を走行していると冬枯れの田んぼの向こうに黒い森が現れた。田舎によくある鎮守の森のようにも見える森。少し離れた空き地に車を停め徒歩で近づいて行くと森を形成する木々はクスなどではなく竹なのだと気がついた。

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暗い竹林に足を踏み入れると、しばらく進んだ先に陽に照らし出された空間が見える。明るさに導かれるかのよう歩いて行くと校庭らしき広場に出た。



改めて周囲を見渡すと周囲は竹林で覆われ、外部からは存在をうかがい知ることもできない変わった立地の学校。まるで隠れ家的廃校。航空写真で調べていなければこんな場所に廃校があるなんて想像すらできなかっただろう。

廃校木造校舎1402miehai1.jpg

その空間の中心に古びた校舎が残されている。正面から見ると一棟の細長い平屋に見えた校舎だが、裏手に回ると建物はさらに奥へと続いていた。それなりの規模の学校だったらしい。

それにしてもこの廃校、椅子や黒板などの学校の痕跡があまりにも少なすぎる。その理由はすぐ判明した。別のガラス越しにのぞき込んだ廊下の壁には「安全第一」と書かれたプレートが。なるほど、学校は廃校後、しばらくの間工場に転用され使用されてきたのだ。その工場も現在は撤退、ここは再び廃墟となった。


1402iwafune02.jpg

校舎正面には枝をしならせたしだれ桜。本日は二月の初旬、あと一ヶ月もすれば満開だろうか。周囲を茂みに囲まれひっそりとたたずむこの廃校で、人目を気にせず花見なんてのもいいかもしれない。
校庭片隅に残された建物をのぞき込むと内部には跳び箱やボールをはじめとする用具類が散乱、唯一学校の面影を残す場所だった。


[冬空の廃校]

山中の道路脇に車を停めて見渡すと見るからに怪しい通路が左手の森へと続いている。
地面を覆う枯れ葉に足を滑らせそうになりながら急坂を上っていくと森が切れた。抜けるような冬空の下に建つ平屋の校舎。

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しかし建物にはなにかが足りない気がする。しばらく眺めようやく気がついた。
このタイプの校舎に必ず存在する正面入口のひさしが欠けているのだ。何かのきっかけで崩れ落ちたのか、石段を上りきった足元には崩れ落ちた残骸が地面に散乱していた。

[了]
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