●2017年8月某日/春から夏を振り返る

  • 2017/09/09 22:13
  • Category: 私事
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2017年初夏から夏にかけて徘徊したダム水没予定地、
毛無峠での風景を適当に掲載。


photo:Canon eos7d 15-85mm


●2017年7月某日/失われ行くダム水没地区

緑の植物に飲み込まれ、次第にその姿を消して行く錆び付いたレール。森に消え行く廃線を空撮。

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ではなく橋から俯瞰した吾妻線の廃線。
午前中、濃霧に阻まれ某鉱山探索に失敗、仕方がないので久しぶりに訪れたのが近隣にある建設ダム予定地、群馬県八ッ場地区。満水時の水面高を見越して架けられた高さ86mに及ぶ橋梁からは水没によって失われ行くかつての鉄道や国道を俯瞰する事ができる。


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現在堰堤建設が進む八ッ場ダム建設現場は非常にウエルカムな雰囲気。
ダム展望台や資料館には観光バスが横付けされ観光客が歩きまわる。首都圏に近いためか、その知名度の高さ故か、これまで訪れたダム建設現場の中で最も賑やか。
かつては視界を遮る仮囲いに覆われ、排他的だった土木現場も近年は公開する事によって工事への理解を深める方向にシフトしつつあるようだ。橋から見下ろすと現在は貯水に向けた浮遊物撤去作業の最中。この場所にあった民家、線路、駅舎、そのほとんどが解体され生活の場は高台に移転された。



八ッ場ダム堰堤付近から広大な水没予定地を眺める。完成後は橋脚に貼られたラベルの位置まで水に満たされるため二度と見ることのできない貴重な光景。地区の中央を流れる吾妻川両岸に生い茂る緑の木々も浮遊物除去のため間もなく伐採されていくことだろう。上記に掲載した「空撮」はさらに奥に写る不動大橋から撮ったもの。


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手前の八ッ場大橋からは吾妻川に架かる廃道、廃線となった国道や鉄道の古びた橋が見えた。現在この橋は封鎖され一般車両の通行は規制されている。今後これらの橋が撤去されることなくダム湖に沈められるのならば、渇水時には錆び付いた橋梁が姿を現す光景を見る事ができそうだ。



失われ行く風景を目に焼き付けようと橋の手すりから身を乗り出していると、緩んでいたのか、突然レンズからフィルターが外れてしまった。瞬時に手を伸ばすもわずかの差で間に合わず、フィルターは100m近い高低差をダム湖底へと落下して行く。やがて豆粒のように小さくなったフィルターは風を捕らえ、蝶のようにひらひらと空中を舞いながら川辺の森へと吸い込まれて行った。
5月にも東北の銀山跡で外れたフィルターを沢に水没させたばかり、学習しない自分を反省。人身御供のようにその身を捧げたフィルターは深い水の底から八ッ場ダムの安全を見守り続ける事だろう。




●2017年8月某日/毛無峠車中泊再び

酷暑の長野新潟徘徊。照りつける日射しも次第に傾き始めた。そろそろ今夜の寝床を探す時間。近隣に夏の寝苦しい熱帯夜の車中泊を回避できる標高の高い場所はないだろうか。昨年は長野県の天空の池の畔で快適な車中泊を行ったが、現在地からは少し遠くさらに林道は現在通行止。

それならばと今回選んだ場所、それが何年か前、夜を過ごしたこともある長野群馬県境に位置する標高1,823mの毛無峠。→LINK前回の車中泊記


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曲がりくねる県道112号線を登りきった数年ぶりの毛無峠は今日も濃霧に包まれていた。車から降りると真夏とは思えない冷気が体を包み込む。
夜までは特にやることもないので車の中で本を読んで時間をつぶす。時折霧が流れ視界が広がると小串鉱山で使用されていた索道跡や上空に膨れ上がる積乱雲の雄大な姿を眺める事ができた。


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毛無峠には自分の他にもキャンプ中の方が数人。彼らと語ったり、ふもとのコンビニで買っておいた夕飯を食べているうちに周囲は闇となり車内に広げたシュラフに潜り込んだ。予想通り下界の酷暑が嘘のような涼しさ、すぐに車内で眠りに落ちた。



早朝3時55分。
前回毛無峠から見た朝焼けは早朝4時。今回台風接近中のため正直期待せず目覚ましをセット。アラームの音に目を覚ますも窓の外は真っ白な霧、一寸先も見る事ができず諦め再びシュラフに。
次に目が覚めたのは4時30分。窓からは赤く染まる雲が。熟睡していた30分の間に霧は晴れ渡ったらしい。あわててシュラフから飛び出すも眠気の頭でカメラの設定に手間取っているうちに朝焼けが終わってしまった・・・。

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上空では悪天候を予感させる暗雲が流れて行く。やがて索道の合間から朝日が昇った。
前回の小串鉱山探索では準備不足もあって敷地すべてを回りきる事ができなかった。そのためその続きをと眼下に広がる鉱山跡をしばし眺め思案したものの天気も崩れそうなので今回はパス、朝食のパンをかじり終え暑さに包まれる下界へと下った。

[了]

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