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●2019年7月某日/石垣島徘徊録、一年前の光景。

  • 2020/07/20 22:22
  • Category:
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本サイトに掲載してある徘徊録は自分の行動の一部、
実際にはこれ以外にも海、川、キャンプを中心に動き回っているのだが
見向きもされない失われゆく場所を徘徊するというのが
本来の運営趣旨のためそのような場所や行動はここ数年に限ってだが排除してある。

今回の沖縄県石垣島旅も実は昨年、2019年の7月に行ったものだが上記の理由、
そもそも写真を整理するのが面倒くさかったというくだらない理由で掲載を見送っていた。
しかし社会情勢の影響で予定していたGWの西日本徘徊を取りやめるなど
そろそろネタも枯渇しつつあるため適当に掲載。


photo:Canon eos7d 15-85mm

数年に一度定期的に沖縄へ出かけてる。本島には見向きもせず一貫して海の透明度が際立つ離島のみ。
2019年7月、台風の合間を縫って何年かぶりに沖縄を訪れた。前回は慶良間諸島だったため今回上陸する石垣島は7年ぶり。とはいえ滞在中のほとんどの時間を海や水中で過ごしため写真もほとんどなく陸上で撮った写真を適当に羅列。


[2019年石垣島編]

2019年7月某日、前回建設途中だった新石垣空港に着陸。東南アジアの空港を彷彿とさせるレトロな旧石垣空港から一転、空間を贅沢に使った近代的なロビーに驚かされながら外に出ると南方の熱気と湿気が身体を包み込んだ。

夏の沖縄旅は台風との戦いとなる。これまでは一年で最も天候が安定する梅雨明け直後を狙い沖縄を訪れる事が多かったが今回は用が重なりリスキーな7月下旬になってしまった。案の定、出発数日前にフィリピン沖で台風5号が発生、しかも南シナ海へ西進と思わせながら直前で北上を開始したため日々、天気図をにらむことに。

石垣島幻の島1907ishigakijima12.jpg
石垣島幻の島1907ishigakijima14.jpg
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リゾートには縁がないので民宿や安宿に泊まり自炊の日々。そして泳いだり潜ったりと島の海と戯れる。
台風5号は到着前日に石垣島近海を通過したため翌日には天候も回復、2日後には波も治まり海に入れるようになった。しかし海初日に7年使用して来た水中用の防水カメラが故障したのは痛かった。撮影できた水中写真はわずか10枚・・・。



島ではこの7年間で大きな変化があった。それは新空港の開設。長い滑走路は大型機の着陸を可能にし、市街地や離島桟橋は数多くの観光客でにぎわっていた。それでも島北部にはまだ静かな光景が残っている。

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石垣島西海岸から見る南国の夕景。人々に混じり日中の熱気が残る浜辺に座って日没を待つ。
ほとんどの人が太陽が沈むと同時に海岸を後にするが日没後もしばらく粘る事をおすすめしたい。この日、割と平凡だった夕日だが上空に薄い巻雲が広がっていたため、何か起こるだろうと期待し、海岸でじっと待った。

石垣島の夕日1907ishigakijima11.jpg

日没から20分後、上空の巻雲は赤く染まり始めた。同時に水平線に沈んだ太陽からの光の筋が積乱雲の合間を透過し反薄明光線、八重山では天割れと呼ぶ現象を上空に描いた。

石垣島の雷1907ishigakijima02.jpg

夜、島の沖合では雷雲が音もなく発光を繰り返す。


[2019年竹富島編]

赤瓦の屋根が並ぶ古き良き沖縄を彷彿とさせる光景から、離島といった印象をもたれる事の多い竹富島だが、実は石垣島からは驚くほど近距離にある。
上空から撮った写真。手前に広がる市街地が石垣島、わずかの距離に浮かぶ平坦な丸い島が竹富島。そしてひっきりなしに行き来する船の航跡も見える。

竹富島空撮1907ishigakijima08.jpg

そんな船のひとつに乗り込み離島桟橋から船でわずか15分、平坦な島に到着。こちらも7年ぶり。

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竹富島コンドイビーチ1907taketomijima11.jpg


竹富島でも海で泳いでいるうちに長かった夏の日は傾き始めた。
時間が許せば島は宿泊がおすすめ。昼間は混雑する集落も最終便が去った夕方になると人の気はほとんど消し去られてしまう。木々の合間から西日が射し込む路地。物音は砂を踏む足音だけ。

竹富島の風景写真1907taketomijima04.jpg
竹富島の風景写真1907taketomijima05.jpg
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竹富島の風景写真1907taketomijima06.jpg
竹富島の風景写真1907taketomijima10.jpg
竹富島西桟橋の夕日1907taketomijima12.jpg
竹富島西桟橋の夕日1907taketomijima09.jpg


石垣空港〜那覇空港間の航路は琉球弧に沿って設定されているため眼下には東シナ海に弧を描き規則的に列ぶ島々が島が順に手に取るように見える。

石垣島からの帰路、那覇空港の滑走路混雑のため当該機の着陸許可が下りず、飛行機は慶良間諸島上空で時間稼ぎの旋回を繰り返すことになった。

渡名喜島空撮1907ishigakijima07.jpg

4年前に訪れた座間味島、阿嘉島、安室島が手に取るように見える。
その中で島名がわからない島がひとつ、少し外れた東シナ海に浮かぶ小さな島。島好きとしては悔しい限りなので調べると渡名喜島というそうだ。
飛行機はこの島の上空を二度も低空で旋回したため窓に張り付き上空からじっくりと俯瞰調査。サイズ感、集落の雰囲気、海の美しさ、三拍子がそろった自分好みの島。増え続ける予定地マップにメモしておこう。

[了]

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