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●2023年8月某日/森に聳える孤高の岩、高立一本岩。

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孤立した岩や鋭角の山などに惹かれており
10年ほど前には尖った岩山の代表格とも言える3180m、北アルプス槍ヶ岳へ登頂した。
実はこのような「尖った山」はアルプスだけではなく、国内の低山や里山にもあったりする。
人知れずそびえる「尖った山」を紹介するマニアックなサイト「ふしぎ山」を
以前から参考にしており、そのひとつ群馬県にある尖った岩山を再訪した。
今回初めて岩山の全容を俯瞰することができたため軽く紹介。


※本記事は訪問時のものです。現在の状況は異なっている可能性もあります。

群馬県下仁田町高立一本岩ドローン空撮2307gunnma0103.jpg

一面緑に覆われた深い谷間。隙間なく生える木々をつき破りそそりたつ奇岩。まるで中国の奥地にありそうな日本離れしたこの光景、日本の群馬県。登山者の車と比較するとその大きさがわかる。



岩山は高立一本岩(たかだて)と呼ばれるもの。場所は長野県との県境に近い群馬県奥地。
以前、一本岩の真下を訪れたことがあった。しかし登攀技術のない自分はこの程度の写真[下記]しか撮ることはできなかった。

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その理由はアングルが限定されるため。谷奥に立つため岩全体を捉えるポイントは皆無。特に夏場は生い茂る葉の合間からわずかに先端が視認できる程度の視界の悪さ。近年新たな手法が加わったため改めて現地へと向かい、初めて岩の全容を見ることができたため、高立一本岩の素晴らしさを紹介することができそうだ。

群馬県西部、西上州は奇岩の名所として知られ、特に上信越道碓氷峠周辺では高速道路上からも様々な形状の岩山を望むことができる。しかし高立一本岩は幹線道路からも大きく外れ、また入り組む山塊で視界を阻まれていおり人目につかない。そのためか知名度も低く最近まで未踏峰だったようだ。



谷間にある小さな高立集落。谷の奥には民家越しに目的の岩山先端がちらりと見えるが近付くと頭上は森に覆われ一本岩は姿を隠した。一本岩の直下までは森のダート林道が続き一応それなりの車ならば入ることができる。しかし前回と比べると路肩崩落、路面への落石など荒れた悪路となっており苦労した。

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一本岩の標高は約100m。鋭角のためか実際にはさらに高く感じる。岩には著名なクライマーを初めとする数組のパーティーが登頂に成功しているようで、見るからにもろそうな岩場を登る登攀技術、そして度胸には驚かされる。

群馬県下仁田町高立一本岩ドローン空撮2307gunnma0105.jpg

山頂は灌木が生い茂り足を置くスペースも見当たらない。あの狭い山頂に立つことを考えただけでも身がすくむ。
この岩山、人里離れた日本アルプス等ではなく、生活が営まれている集落の裏山という立地のギャップが良い。岩の名称も「観音岩」「蝋燭岩」など、観光地でよくありそうな名前も付けられておらず、一本岩というとりたて工夫もないシンプルな名称なのも好感が持てる。



さらに奥まで山を歩き、別のアングルから一本岩を見上げようと試みたが予想通りこの季節はまったく視認できず。
場所が場所ならば観光地として名を馳せそうな気もするこれだけの岩山、知名度が低い理由は人目につかない場所にあること、そして地上から岩全容を捉えるする良いポイントがないためだろうか。

[了]
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