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●2014年5月某日/GW.四国の廃校と海を巡る〜柏島編〜

  • 2014/06/06 22:34
  • Category: 廃校
1405shikokugwtop.jpg四国の端、高知県南西部を徘徊する2014年GW。
山に海にとうろうろと徘徊を続け、ようやくのことで最西端にある島、柏島へ到着した。
この島の本土離れした想像以上に透明度の高い海で遊び終え、
本来の目的であった廃校探しを行うことにした。

[前回の記事]

photo:Canon eos7d 15-85mm


現在地は四国最西端の島、柏島。
気がつくと時刻はすでに16時をまわりつつある。日本離れした不思議な色の海が広がる美しい柏島で思った以上に時間をとられてしまった。少し焦りながら次の目的地、某廃校探しへと向かう。島と言っても本土との距離は短く、さらに架橋で繋がっているためすぐに戻ることができる。

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大月町の外れに位置する廃校となった小学校。
先ほどの柏島からはわずかの距離にあるもの予想以上に時間がかかった。その理由はわかりづらい立地。特徴の無い里山の谷間を道が縫うように入り組んでいるため、予め航空写真で調べておなかければたどり着けなかったかもしれない。幸いなことに道中、立ち寄ったコンビニで廃校で行われるイベントを紹介したチラシを偶然見つけた。廃校までの略図が掲載されていたチラシと航空写真を交互に眺め農道を右往左往した末、廃校へ通じる細い通路を発見、校庭に乗り入れた。



校庭奥には横に長い平屋の校舎。一見立派な建物に見えるものの老朽化のため、屋根は各所で抜け落ちている。

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うまい具合に廃校脇で作業をしていた老夫婦がいたので声を掛け内部を見学させてもらうことにした。裏から入りなさいとのことなので裏手に回ると扉や壁が崩れ内部が丸見えの状態となっていた。

長い廊下が校舎の端まで伸びる校舎内。廊下を挟んだ校舎北側では多くのガラスが割れ、破れたままの窓、あるいは崩落した屋根から振り込んだ雨風による腐食が進行している。床も抜け落ちそうな頼りなさ。


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この廃校の特徴は残留物の多さ。室内が閉校時のままの姿で残されている廃校というものは意外に少なく、数時間前に訪れた廃校でもめぼしい残留物は見当たらなかった。ところがここでは教壇や生徒の机椅子が整然と並べられ、音楽室では散らかってはいるものの多くの楽器、図書室の書庫には多数の本が残されている。



三つほどある教室のひとつ。他と違いここだけは机、椅子、教壇がそのままの姿を残している。おそらく最後の数年は生徒の減少によって全ての教室が使われることもなかったのだろう。
時が止まったかのように並べられた机。最後の授業が行われた日からこの状態なのか、わずかなズレもなく整然と並べられている。黒板には多少の落書きが残るものの、それでもほとんど手を付けられることもなくここまできれいに保存されている学校跡も珍しい。机上には廃校となってからの長い年月を示すかのような埃、天井から落下する木片が積み重なっていた。


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職員室、図書室と続き最後に現れた音楽室。校舎の1番端にある。雑然と散らかってはいるものの教室と同じくピアノ、太鼓、オルガンをはじめ数多くの楽器が残されている。


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広い校舎、残された数多くの備品等から最盛期にはかなりの生徒数を誇ったと推測される学校、しかし生徒は最後の数年にはわずかな数しか在籍していなかったようだ。壁に貼られたまま残されているモノクロ空撮写真を見れば校庭に1986と書かれた年号の周囲に輪を作る生徒達が写っている。人数を数えてみるとその数、生徒わずか10名、教員3名。

ここ大月町ではこれ以外にも数多くの廃校を見かけた。特に海辺に現れる集落に必ずと言っていいほど現れる2階建てのコンクリート校舎、そのほとんどは長い間使用されている気配もなく朽ち始めていた。





校庭に出て先ほどの老夫婦と話しているとと今度は車とともに年配の女性が現れた。校舎の写真を撮り続ける姿に廃校マニアなのだろうかと話しかけるとなんとこの学校の卒業生なのだそうだ。ひさしぶりに訪れたとのことで現役時代の昔話を聞かせてもらう。やはり校庭の巨大な大木が自慢なのだそうだ。懐かしいねといいながらカメラ片手に校舎内へともぐり込んでいった。

こちらの廃校もさきほどの柏島と同じく気に入ってしまい翌日、再び訪れることとなる。

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今夜は車中泊・・・ではなく廃校からわずかの距離にあるマンションの一室を改造した宿に泊まる。これまた少し前にストリートビューをこねくり回しているさいに偶然見つけた宿。

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窓からはのどかな田舎の風景が広がっている。車で三分ほどの距離にはこの町唯一のコンビニと思われる「スリーエフ」も建つ便利な立地。
ストリートビューで見た道路脇の看板に書かれていたとおり素泊まり2500円。すばらしく安い。そしてきれいだ。部屋に置かれた旅人ノートを見るとお盆年末の里帰り、あるいは遍路で利用する人が多いよう。
明日は再度柏島へ行ってみるか。

[続く]
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