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●2015年10月某日/大鹿村天空の池再び〜秋編〜

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googlemapで偶然見つけ夏に訪れた大鹿村の絶景、天空の池。
つづら折りのダート道を登りきった高地に現れたのは緑の草原と静かな水面だった。
この池、他の季節には一体どのような姿を見せるのだろうか。
いつの日か再訪したいと考えていたものの池はもちろん、大鹿村自体が秘境の地。
ところが長野県で野暮用が発生、意外に早く再訪の機会が訪れた。
前回大鹿村山中でガス欠寸前に陥った失態を反省し
飯田市のガソリンスタンドで満タン給油、一路池へと向かった。


天空の池、夏の徘徊記
天空の池〜早朝編〜
天空の池〜深夜編〜


photo:Canon eos7d 15-85mm


季節は巡り秋。長野県大鹿村。
山に挟まれた小さな村の中心部に到着した頃には既に昼をまわっていた。南アルプスから流れ出す川が削り取った深い谷底から曲がりくねった林道を登っていくに従い周囲の木々も少しづつ色づきはじめた。

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大鹿村山中を縫うように走る中峰黒川林道をひたすら登り続け大池高原あたりへ差し掛かった頃には、紅葉した唐松の林が一面に広がっていた。落葉したオレンジ色の葉で覆われた路面が秋の木漏れ日を浴び輝く山道。手前に置かれた朽ちた廃バスも少し気になるがまだまだ先は長い。


長野県大鹿村天空の池地図1508ooshikamap.jpg


ふもとからひたすら林道を走り続け到着した大鹿村黒川牧場。天空の池への入り口となる場所。幸いな事に今日もゲートは開いている。この時点ですでに標高は1700m。しかし道はここからがメイン。
気を引き締め牧場内へ続く道と車を乗り入れる。我々が想像するなだらかな牧場とは違い黒川牧場は急傾斜の斜面に広がる山岳牧場、一歩入ればいきなりダート、しかもおそろしい傾斜。もうもうと土ぼこりを巻き上げながら急坂を登り続ける。 

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前回訪れた際には車の姿をいっさい見かけなかったダート道、意外な事に下ってくる何台かの車とすれ違う。低草が広がる牧場内と言う事もあって視界は良いため遥か遠方の対向車を視認した時点でわずかの隙間にしばし停車、通過を待ち続けること数度。退避スペースのようなものはないためゆずりあいが必要となる道。

さらにゲート前に停めてあった車の持ち主なのか、車道を歩き下ってくる人もちらほら。道の荒れ具合に車での通行を諦め徒歩で池を目指したのだろうか。登山でもなさそうな服装だったので登りであれば拾ってあげたのだが。

しばらく登ったあたりで車を停め頭上を見上げる。目的地はあの草原のまだまだ上。それにしても空が近い。

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大鹿村天空の池1510ooshikaike03.jpg
大鹿村天空の池1508ooshikalake03.jpg


一方、見下ろすと眼下にはもうひとつの池。先ほど通過した黒川牧場入り口はちょうどあの辺り。ずいぶんと登ってきたものだ。それにしてもいつ訪れても放牧中の牛の姿を見かけたことがない。
写真は夏と秋、二つの季節。





到着。
埃にまみれた車から降りる。茶色の草原の片隅にぽつんと小さなある丸い池。この池がその名の通り高所に存在する「天空の池」と呼ばれるもの。誰が名付けたのかなかなかセンスある名称。
彼方に目をやれば、伊那谷を挟みわずかに冠雪した中央アルプス稜線がくっきり浮かび上がる。大気が澄みわたる季節らしく夏に訪れた際よりも視界は遥かに良好。

大鹿村天空の池2015ooshikaike0001.jpg
大鹿村天空の池秋1510ooshikaike08.jpg
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池へのアクセスとなるダート道で下ってくる数台の車や人とすれ違ったため観光地と化しているのではと心配しながら進んだものの、いざ到着してみると幸いなことに池周辺に車等は見当たらずあたりは静まり返っていた。


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茶褐色の枯れ果てた姿の池周辺、夏に訪れた際には一面緑が広がっていた。8月と10月、たった二ヶ月で風景はここまで変わる。【夏と秋の天空の池:下記写真】

長野県大鹿村天空の池夏と秋の景色1510ohshikalake021.jpg

長野県大鹿村天空の池1508ooshikalake05.jpg


冬間近な2000m近い山岳地帯にも関わらず、風もなく日差しも強く予想以上に温かい。池を見下ろす草原の真ん中に停めた車の横に椅子を並べ秋の日差しを浴びながらぼんやりと過ごす。



遠方からかすかに届く車のエンジン音にふと我に返り時計を見れば既に二時間近くが経過していた。やがて土煙とともに急坂を登り車が現れた。天空の池を十分堪能した事なので絶景を次の方へ明け渡すべく草原を出発、入れ替わるように山を下りた。
間もなく雪に閉ざされるであろう天空の池、今年の訪問はこれで最後。

[了]
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